Nature ハイライト

心血管疾患:出生時の体重と病気のリスクの関連

Nature 538, 7624

Early Growth Genetics(成長初期の遺伝学;EGG)コンソーシアムのM McCarthyたちは今回、15万3781人の出生時体重に対する複数祖先集団ゲノム規模関連解析を行い、胎児の遺伝子型と体重との関連が見られるゲノム遺伝子座を60か所明らかにした。出生時体重と成人になってからの2型糖尿病や冠動脈疾患の発症との間に遺伝的な逆相関関係があることが示され、従来から言われてきた疫学的関連が、初期の成長と成人病の両方に影響する共通の遺伝的変動によってある程度説明できる可能性が示唆された。

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