Nature ハイライト

発生生物学:体のパターン形成に関わるToll受容体

Nature 515, 7528

動物の発生期には頭尾軸に沿った体の伸長が不可欠である。ショウジョウバエ(Drosophila)では、伸長のための空間的手掛かりは遺伝子発現パターンによってもたらされる。この空間的手掛かりがどのようにして伸長に必要な細胞再編成を指示しているのかは、よく分かっていなかった。今回の研究で、3種類の細胞表面Tollファミリー受容体が頭尾軸に沿って縞状に発現し、細胞の収縮特性を調整することで、極性のある細胞配置を作り出して組織を伸長させることが明らかになった。

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