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発生生物学:Toll受容体による位置コードがショウジョウバエにおける収斂伸長を指示する

Nature 515, 7528 doi: 10.1038/nature13953

収斂伸長による頭尾方向の体軸の伸長は、後生動物全体で進化的に保存された発生過程である。ショウジョウバエ(Drosophila)では、転写因子の発現パターンがもたらす空間的手掛かりが、体系的に方向付けされた細胞運動を誘導し、組織の伸長を促進する。しかし、パターン化された転写因子の入力が、細胞の極性や挙動を制御する機構については、長らく不明であった。今回我々は、3種類のTollファミリー受容体Toll-2、Toll-6およびToll-8が、前後軸に沿って横縞状に重複して発現しており、これらが共同で働いて、平面内極性や、収斂伸長での極性のある細胞再編成を指示することを明らかにする。3種類全ての受容体を同時に破壊すると、アクトミオシンに駆動される細胞間結合のリモデリングや体軸伸長が大幅に減少し、Toll受容体の異所的な縞状発現は、平面内極性のあるアクトミオシン収縮性を誘導するのに十分であった。これらの結果は、Toll受容体の組織レベルでの発現パターンがもたらす空間的シグナルが、前後のパターン形成機構からの位置情報と、収斂伸長の促進に必須の細胞挙動を結び付けていることを明らかにしている。

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