Nature ハイライト

構造生物学:初めてとらえられたインスリンと受容体の結合のようす

Nature 493, 7431

インスリンとその受容体との複合体の三次元構造は、30年もの間研究が続けられてきたにもかかわらず、受容体タンパク質の調製法が複雑であるために解明されていなかった。今回、インスリン受容体の主要な結合部位とインスリンとの相互作用の一端が初めて明らかになった。これは、短縮型の受容体複合体に結合したインスリンの4つの結晶構造に基づくものである。意外にも、受容体のロイシンリッチリピートを含むリガンド結合ドメインとインスリンとの相互作用はほとんどが間接的なもので、インスリンと受容体の相互作用を担っているのは、二量体である受容体中のもう1つのインスリン結合ドメインに由来するらせん状のペプチドセグメント(αCT)であることがわかった。

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