Nature ハイライト

宇宙:重力レンズでとらえた若い銀河

Nature 489, 7416

銀河団MACS J1149+2223の合成画像。強力な重力レンズ効果により、はるか遠方の銀河も拡大して観測することができる(白枠内)。
銀河団MACS J1149+2223の合成画像。強力な重力レンズ効果により、はるか遠方の銀河も拡大して観測することができる(白枠内)。 | 拡大する

Credit: The CLASH team / The Space Telescope Science Institute

宇宙年齢が5億年未満の時期の若い銀河は、現在の大型望遠鏡の感度限界か、それより暗いので、いまだにほとんど調べられていない。今回、大質量の銀河団による強力な重力レンズ効果を使って、赤方偏移z ≈ 9.6の初期宇宙の銀河を観測した結果が報告されている。この赤方偏移は、およそ4億9000万年の宇宙年齢に相当する。こうした若い宇宙年齢では、暗い銀河が多いと思われ、おそらくこうした銀河が、銀河間物質を初期に再イオン化した主要因であると考えられる。

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