Nature ハイライト

遺伝:モロコシのゲノムを収穫

Nature 457, 7229

モロコシ(Sorghum bicolor)のゲノム塩基配列が解読された。モロコシは食糧、動物の飼料、繊維や燃料として広く栽培されている穀物で、高温と乾燥に強いので、多数の人口を抱える西アフリカのサヘル地域(サハラ砂漠南縁部)での主要産物となっている。このゲノムをトウモロコシやイネのゲノムと比較することにより、イネ科植物の進化や、高温下で特に効率よく炭素同化を行えるC4型光合成の進化の手がかりが得られる。また、モロコシの耐乾燥性を助けていると思われるタンパク質をコードする遺伝子とmiRNAも見つかるかもしれない。モロコシはほかの作物に比べ収率改善が遅れており、今回ゲノム塩基配列が得られたことは、多収化のための研究を促す大きな助けとなるだろう。

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