Nature ハイライト

化学:超重元素の結合を弱める相対論的効果を観測

Nature 658, 8135

今回、ガスクロマトグラフィーを用いて、超重元素シーボーギウム(Sg、原子番号106)が形成する化合物の化学の探究が行われた。こうした重元素の軌道には相対論的効果が働くため、その化学的性質は興味深い研究対象である。Sgのヘキサカルボニル錯体Sg(CO)6の第一結合解離エネルギーを決定し、それをより軽いタングステン(W)の類似錯体W(CO)6の値と比較した結果、相対論的効果によってSg(CO)6の結合エネルギーが低下することが見いだされた。この測定結果は理論予測とも一致し、この実験系が今後の超重元素の研究にも利用できる可能性を示している。

2026年10月8日号の Nature ハイライト

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