Nature ハイライト

Cover Story:多様性の恩恵:人種的に多様な卒業クラスで学んだ学生たちは、初任給が高くなる傾向がある

Nature 653, 8115

高等教育の卒業生の給与水準と、同級生の人種的多様性との間には何らかの関係があるのだろうか。この疑問は激しい議論を生んできたが、それを解決するのに役立つ実証的な証拠は乏しかった。今週号では、D Mitra、P Golder、M Topchyが、人種的に多様な卒業クラスで学んだ学生は卒業後の初任給が高くなる傾向があることを示し、この証拠を補強している。研究チームは、米国で高収入につながる2つの専門職学位、すなわち経営学修士(MBA)と法務博士(JD)を対象とするデータセットを用いた。著者たちは、MBAについては29年間にわたる141のビジネススクールの2964の卒業クラスを、JDについては、21年間にわたる200のロースクールの3386の卒業クラスを調べた。どちらの学位でも、同級生の人種的多様性が高いほど、初任給の中央値が高いことと関連していた。今回の結果は、高等教育において学生の人種的多様性を高める政策が、人的資本を強化し、社会に利益をもたらし得ることを示唆していると、研究チームは考えている。

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