Nature ハイライト

微生物学:蚊体内発育期のマラリア原虫を標的とした抗寄生虫薬の開発

Nature 643, 8072

マラリアを制御し、殺虫剤抵抗性に対処する有望な手段の1つは、抗寄生虫化合物を蚊帳へ含浸して、宿主である蚊の体内で寄生虫であるマラリア原虫(Plasmodium)を直接殺傷することである。今回新たに開発された抗寄生虫化合物は、蚊帳に止まる蚊の肢を介して取り込まれ、その昆虫宿主内で寄生虫を殺傷できることが示された。

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