Nature ハイライト

素粒子物理学:自由陽子で測定された形状因子

Nature 614, 7946

今回MINERvAコラボレーションは、水素による反ニュートリノの散乱によって陽子の軸性ベクトル形状因子を測定した結果を報告している。この形状因子には、陽子内の弱い核電荷の空間分布に関する情報が符号化されている。これまでの測定では、束縛原子核が用いられていたために核補正が必要で、これが全体的な精度を低下させていた。今回の実験では、自由陽子からの形状因子が初めて測定されている。

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