Primer

高血圧

Nature Reviews Disease Primers

2018年3月22日

Hypertension

全身性動脈性高血圧は、世界の総罹患率と総死亡率の最も重要で修飾可能なリスク因子であり、心血管疾患(CVD)の発症リスクの上昇と関連している。降圧治療が成功すれば、世界の疾病負担と死亡率が低下するが、自身の高血圧を認識している患者は半数未満であり、残りの多くは認識しつつも未治療のままか、あるいは十分な治療を受けていない。高血圧の病因には、複数の体内システムに影響を及ぼす環境的要因と病態生理学的要因の複雑な相互作用に加えて遺伝的素因が関与している。高血圧患者の臨床評価では、正確な標準化された血圧測定、その患者に予測されるアテローム性動脈硬化症リスクならびに標的臓器障害の所見の評価、および二次性高血圧の原因やCVD や腎臓病などの併存疾患の有無の検出が行われる。食生活の改善や身体活動の増加などの生活習慣の修正は、血圧を低下させるだけでなく、高血圧とそのCVD後遺症を予防するのに有効である。薬物治療は、血圧低下とCVD転帰の予防に非常に有効であることが大多数の患者で認められている。降圧薬の第1選択には、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬およびサイアザイド系利尿薬が使用される。

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健康的な生活習慣は、高血圧(持続的な血圧上昇)の予防と管理に有効であるため、高血圧が関連する心血管疾患や腎疾患の発症リスクの低下に有用である。
本Primerの図解サマリー

doi:10.1038/nrdp.2018.14 | 英語の原文

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