Review Highlight

腸による脳のコントロール:消化管ホルモンと肥満

Nature Reviews Endocrinology

2010年6月29日

Bowels control brain gut hormones and obesity

食物摂取およびエネルギー消費は、種々のホルモンや、ニューロンおよび代謝性シグナルによる複合的機構により、脳によって厳密に制御されている。消化管はそのようなシグナルを発信する重要な形器である。このシグナルには腸内分泌細胞によって分泌されるいくつかのホルモンが含まれる。これらのホルモンは、食欲およびエネルギー消費に対して強力な作用を発揮する。本レビュー では、ペプチドYY、膵ポリペプチド、膵島アミロイドポリペプチド、GLP-1、 グルカゴン、オキシントモジュリン、コレシストキニンおよびグレリンの生理学的役割に焦点を当て、肥満の新たな治療法を開発する上でのターゲットシグナルとしての可能性について考察する。

doi:10.1038/nrendo.2010.93

「レビューハイライト」記事一覧へ戻る

プライバシーマーク制度