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1918年に大流行したインフルエンザの研究

Nature Reviews Neuroscience

2006年10月5日

1918年に世界的に大流行したスペイン風邪のインフルエンザウイルスが再構築されたことで、感染に対する宿主応答を研究したり、得られた情報を公衆衛生対策に取り入れたり、新規抗ウイルス薬の開発に役立てたりすることが可能になっている。今回マウスを使った研究から、1918年のウイルス株に含まれる8つの遺伝子のすべてをもつウイルスは、そのうちのいくつかだけを含むウイルスより、はるかに大きな炎症応答と細胞死応答を引き起こすことがわかった。この強烈な免疫応答は1918年ウイルスの感染に特徴的な重症の免疫的病変の一要因である可能性がある。

doi:10.1038/nature05181

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