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News & Views

生態学:生物の多様性とは不安定性のこと?

Biodiversity: Biodiversity equals instability? p.23

生態系の作用を解明することは、人類が天然資源を利用する際の指針を作る上で非常に重要だ。今回発表された研究によって、生態系の多様性と不安定性の相関関係という厄介な問題を巡る議論がさらに激しくなるだろう。

doi: 10.1038/416023a

応用物理学:スピンを見つける

Applied physics: Spin spotting p.24

「スピントロニクス」などの未来の技術にとっては、電子スピンの測定が必須条件だ。2つの画像解析法を組み合わせて効果的にスピンを検出できることが、このほど実証された。

doi: 10.1038/416024a

神経生物学:冷たさを感じるイオンチャネル

Neurobiology: A cool ion channel p.27

冷たさを感知する仕組みが、もうちょっとで解明されそうだ。冷刺激を感知するイオンチャネルが見つかったことは、神経系が温度の変動情報をどのようにしてコード化し、またそれを解読しているのかを詳細に調べるのに役立つだろう。

doi: 10.1038/416027a

生物地球化学:これって生き物?

Biogeochemistry: That's life? p.28

原始の生命体のようにみえるものが、本当に一度は生きていたことがあるものなのか、それともちがうのか、それを決めるのは相当な手際を要する仕事である。今週号に一緒に掲載された2つの論文には、まったく相反する見解が述べられている。

doi: 10.1038/416028a

天文学:大質量恒星のできかた

Astronomy: How big stars are made p.29

太陽より何倍も重い恒星の形成については、あまり解明が進んでいない。大質量恒星の形成期間を推測する新モデルは、複数の望遠鏡による観測データによって検証することが可能だ。

doi: 10.1038/416029a

細胞生物学:核膜をばらばらにするには

Cell biology: Ripping up the nuclear envelope p.31

細胞分裂が起こっている際には、核を取り囲んでいる膜を取り除いて、核の中に納められていたDNAが2つの娘細胞に分配されるようにしなければならない。この過程がどのようにして起こるのか、新たな研究が明らかにしている。

doi: 10.1038/416031a

ヒトの進化:こんがらがった進化の経路

Human evolution: Tangled genetic routes p.32

ヒトの初期の進化はアフリカで起こり、ヒト集団の拡散はアフリカを起点とするというのが一般的な考えである。拡散の過程について、遺伝学の手法によりさらに詳しい分析を行うのは難しい。

doi: 10.1038/416032a

Articles

進化:何度も繰り返されたアフリカからの進出

Out of Africa again and again p.45

doi: 10.1038/416045a

Identification of a cold receptor reveals a general role for TRP channels in thermosensation p.52

doi: 10.1038/nature719

Letters

宇宙:乱れた加圧分子雲から10万年で形成される大質量恒星

Massive star formation in 100,000 years from turbulent and pressurized molecular clouds p.59

doi: 10.1038/416059a

物理:熱源による光のコヒーレントな放射

Coherent emission of light by thermal sources p.61

doi: 10.1038/416061a

材料:セラミックス上で機能表面層をその場形成する一般的方法

A general process for in situ formation of functional surface layers on ceramics p.64

doi: 10.1038/416064a

化学:水素交換反応における時間遅延機構の観測と解釈

Observation and interpretation of a time-delayed mechanism in the hydrogen exchange reaction p.67

doi: 10.1038/416067a

海洋:有孔虫の分解速度から推測した氷期―間氷期の海洋のpHの安定性

Glacial?interglacial stability of ocean pH inferred from foraminifer dissolution rates p.70

doi: 10.1038/416070a

進化:地球最古の化石のレーザーラマン分光分析像

Laser?Raman imagery of Earth's earliest fossils p.73

doi: 10.1038/416073a

進化:地球上最古の化石の証拠に対する疑問

Questioning the evidence for Earth's oldest fossils p.76

doi: 10.1038/416076a

気候:北極地方の微生物はCO2濃度上昇よりもUV-B照射量の増大の方に大きな影響を受ける

Arctic microorganisms respond more to elevated UV-B radiation than CO2 p.82

doi: 10.1038/416082a

生態:多様性に依存する生物生産量は生態系機能の安定性を低下させうる

Diversity-dependent production can decrease the stability of ecosystem functioning p.84

doi: 10.1038/416084a

聴覚:キメラ音によって明らかになる聴覚知覚の二成分性

Chimaeric sounds reveal dichotomies in auditory perception p.87

doi: 10.1038/416087a

神経:環境形状についての海馬場所細胞の活動表現の長期可塑性

Long-term plasticity in hippocampal place-cell representation of environmental geometry p.90

doi: 10.1038/416090a

免疫:隣接した領域から出る化学誘因物質に対する反応性のバランスが、B細胞の位置を決める

Balanced responsiveness to chemoattractants from adjacent zones determines B-cell position p.94

doi: 10.1038/416094a

生化学:LIMホメオドメイン転写因子のユビキチン化に依存して起こる補因子交換

Ubiquitination-dependent cofactor exchange on LIM homeodomain transcription factors p.99

doi: 10.1038/416099a

Structure of the HP1 chromodomain bound to histone H3 methylated at lysine 9 p.103

doi: 10.1038/nature722

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