Letter 材料:セラミックス上で機能表面層をその場形成する一般的方法 2002年3月7日 Nature 416, 6876 doi: 10.1038/416064a セラミックスはバルクと異なる組成の表面層をもつように調製されることが多い。表面に特異的な機能をもたせたり、バルク材料の保護層とするためである。今回、バルクのセラミック成分の生成の際に、ナノメートルスケールの組成勾配をもつ機能表面層を容易に形成できる一般的方法を述べる。我々の手法の基本は、選択された低分子量添加物を、セラミックス形成の前駆体高分子、またはセラミック粉末からバルク成分を調製するのに使われる結合剤高分子に混入することである。生じたものを熱処理すると、添加物の制御された相分離(「ブリードアウト」)が起こる。これは、一部のプラスチックから低分子量成分が抜けていく、通常は好ましくない現象に似ている。続いて焼成すると、成分の変化した表面領域が安定化し、機能表面層が生じる。この手法は、幅広い材料と形態に適用でき、触媒、複合材料、環境防護被覆などに役立つ。 Full Text PDF 目次へ戻る