The Nature Top Ten アクセスランキング
Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。
2023年8月30日 ~ 2023年9月29日
z > 6のクエーサー母銀河からの星の光の検出
Nature 621 2023年9月7日
今回、z > 6の時代に存在するクエーサー母銀河からの星の光を観測したことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06345-5
原始惑星系円盤内に見つかったCH3+
Nature 621 2023年9月7日
今回、原始惑星系円盤内にメチルカチオン(CH3+)が観測されたことが報告されている。CH3+は、有機分子が関わる化学反応を誘発させるものとして、40年前に予測されたものである。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06307-x
量子ドットの柵に囲まれた系の超電導状態
Nature 621 2023年9月7日
今回、走査型トンネル顕微鏡(STM)で原子を1個ずつ操作して超伝導基板に構築された量子ドットという、小さくかつ制御可能な系における近接効果の物理の研究結果が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06312-0
心周期から着想を得た乱流抑制法
Nature 621 2023年9月7日
今回、大動脈の血流に似せて脈動するように流体を駆動して、管内流における乱流(とエネルギー損失)を抑制する簡単なスキームが示されている。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-02739-7
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06399-5
リチウム–硫黄電池の表面反応を可視化する
Nature 621 2023年9月7日
今回、リチウム–硫黄(Li–S)電池における新しい電荷貯蔵機構が、先進的な透過型電子顕微鏡法によって観測されたことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06326-8
吸着分子の一方向移動
Nature 621 2023年9月7日
今回、電圧パルスを印加して分子内水素移動を誘起すると、吸着した分子が銅表面上を一方向に移動することが報告されている。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-02565-x
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06384-y
有機分子触媒に基づく振動系
Nature 621 2023年9月7日
今回、有機分子触媒に基づく、概日リズムに似た振動系が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06310-2
全球の原野と都市の境界域のマップ
Nature 621 2023年9月7日
今回、全球の原野と都市の境界域のマップが提示され、こうした状況が全球的に見られることが明らかになるとともに、そのホットスポットが特定されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06320-0
チタン同位体に記録された地球力学的状態
Nature 621 2023年9月7日
今回、マントル由来の地球の太古の溶岩と現代溶岩に加えて、コンドライトについてもチタン同位体測定の結果が報告され、地球の地球力学的進化に対する制約条件が得られている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06304-0
地球温暖化で沈みゆく沿岸生態系
Nature 621 2023年9月7日
今回、マングローブや潮汐湿地、サンゴ礁といった沿岸生態系の海水準上昇に対する脆弱性を調べた研究で、こうした生態系は、1.5°Cを超える温暖化に伴う相対的海水準上昇にはついていけそうにないことが示された。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-02595-5
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06448-z