The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

1

母銀河に対するブラックホールの質量比が高い初期宇宙の活動銀河核

Nature 628 2024年4月4日

今回、母銀河に対するブラックホールの質量比が高い、重力レンズ効果の影響を受けた初期宇宙の銀河の、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による観測結果が報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07184-8

2

ブラックホールの合体を模倣する超流動体量子渦

Nature 628 2024年4月4日

今回、超流動体4He中に巨大な量子渦を形成したことが報告されている。さらには、波動–渦相互作用がブラックホールのリングダウン物理をシミュレートすることが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07176-8

3

重力子に似た集団励起を生じる分数量子ホール液体

Nature 628 2024年4月4日

今回、分数量子ホール液体において、重力子に類似した固体の準粒子を示す証拠が得られたことが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07201-w

4

汗を一方向のみに通す「液体ダイオード」

Nature 628 2024年4月4日

今回、ウエアラブル電子プラットフォームに「液体ダイオード」を組み込むことで、溜まった汗をすぐに放出させて快適性と安定性を高められる方法が説明されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-024-00789-z

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07161-1

5

3Dペロブスカイトを2Dペロブスカイトで挟んで性能を向上させる

Nature 628 2024年4月4日

今回、三次元(3D)ペロブスカイトを二次元(2D)ペロブスカイトで上下から挟むことによって、ペロブスカイト太陽電池の性能が大幅に向上することが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07189-3

6

1Dケイ酸塩鎖間のシリル化による超大細孔ゼオライトの合成

Nature 628 2024年4月4日

今回、細孔サイズが非常に大きいことを特徴とする、一次元(1D)ケイ酸塩鎖間のシリル化によって合成された新しいゼオライト構造が提示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07194-6

7

温度勾配による前生物分子の精製

Nature 628 2024年4月4日

今回、火山や地熱系で見られるような岩石中の温度勾配によって、生命の化学的起源に関連する分子がどのように精製された可能性があるかが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07193-7

8

キンカチョウの求愛歌は量より質

Nature 628 2024年4月4日

鳴禽類の中には、雄のさえずりのレパートリーが1種類しかないものがいる。今回、キンカチョウ(Taeniopygia guttata)のさえずりの構造の詳細な分析によって、雌がさえずりに含まれる特定の特徴を、配偶者選択にどのように用いているかが明らかにされた。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-024-00677-6

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07207-4

9

片親起源効果を進化させた機構

Nature 628 2024年4月4日

今回、線虫の一種Caenorhabditis tropicalisを用いた研究で、PIWI結合RNA(piRNA)経路を用いてゲノムインプリンティングを調節する、利己的な毒素-抗毒素エレメントが明らかにされている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07155-z

10

多様な血中代謝物のゲノム規模関連解析

Nature 628 2024年4月4日

今回、集団ベースの研究における循環血中代謝物の形質に対して遺伝的関連解析が行われ、こうした解析が、ヒト疾患の潜在的な機構を探索する上で有益であることが実証された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07148-y

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