The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

2026年7月2日 ~ 2026年8月1日

1

CRISPRヌクレアーゼで、狙った細胞を殺す

Nature 655 2026年7月2日

今回、Cas12a2活性を利用し、発がん性変化を標的とするRNA誘導型DNA断片化に基づく、潜在的ながんゲノム編集方法を開発したことが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10466-y

2

鉄を捉えてフェロトーシスを阻害する内在性ポリアミン

Nature 655 2026年7月2日

今回、スペルミンは内在性鉄キレート剤であって、肝臓がんおよび虚血再灌流障害におけるフェロトーシスを阻害することが明らかにされている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-01802-3

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10597-2

3

ブラックホール合体直後の直接波を初観測

Nature 655 2026年7月2日

今回、重力波信号において、2つのブラックホールが衝突して1つになった直後に形成された「直接波」が初めて観測されたことが報告されている。この波の特性は、カーブラックホール(回転するブラックホール)に対する理論予測と一致しており、波の特性は質量と回転によって決定された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10696-0

4

白色矮星を周回する惑星の大気成分を初めて検出

Nature 655 2026年7月2日

太陽はいずれ爆発して後に白色矮星を残すが、その時、周囲を公転する惑星はどうなるのか? 今回、白色矮星を周回する惑星WD 1856bの観測によって、この惑星にメタンとエアロゾルに富む大気が存在すること、そしてこの大気がわずか0.02 AUという現在の非常に近い軌道へと移動する過程で再加熱されたことが明らかになった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10514-7

5

光波の検知と光生成が可能なピクセル

Nature 655 2026年7月2日

今回、振幅、位相、偏光を完全に制御しつつ光波面を検知および生成できる「フーリエピクセル」が開発されたことが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10681-7

6

ナノグラフェンから高品質ナノダイヤモンドを合成

Nature 655 2026年7月2日

量子センシング応用などに向けたナノダイヤモンド構造、特に空孔/色中心を内包するナノダイヤモンド構造に多大な関心が寄せられている。しかし、高圧/高温(HPHT)変換やグラファイト原材料の爆轟(デトネーション)といった従来のナノダイヤモンド合成方法では、単分散とは程遠い生成物が得られる。今回、ボトムアップ合成された、構造の明確なナノグラフェンから始めて、これらにHPHT処理を施すと、通常の合成法よりも圧力と温度はかなり低いにもかかわらず、高品質な単分散ナノダイヤモンドが大量に得られることが示されている。混合物に別の分子状薬剤を加えることで、最終生成物にさまざまな活性色中心を制御して導入することもできる。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10669-3

7

超高温での強度と室温での延性を併せ持つ合金

Nature 655 2026年7月2日

今回、新しいタンタル(Ta)系合金の設計によって、ホウ素を介するin situ酸化を通して超高温での強度(最大2000~2400℃)と室温での延性という珍しい組み合わせが実証されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10708-z

8

高速初期サイクルによる高容量化と長寿命化

Nature 655 2026年7月2日

今回、高電圧のリチウムリッチな酸化物カソードにおいて、高速の初期サイクルによって容量とサイクル寿命がより長期にわたって向上することが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-09553-3

9

森林では高木種の組成が土壌機能に影響する

Nature 655 2026年7月2日

今回、ヨーロッパ各地の森林において、植物群落の特性が食物網内のエネルギーフラックスを介して生態系機能にどのような影響を及ぼしているのかが明らかにされ、土壌の多機能性の大部分が葉や根の経済的特性に関連する植物形質によって説明されることが分かった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10455-1

10

ホモ・エレクトスのエナメル質タンパク質

Nature 655 2026年7月2日

今回、中国の3遺跡に由来する6体のホモ・エレクトス(Homo erectus)標本の歯からエナメル質タンパク質が抽出され、得られたペプチドのアミノ酸配列から、ホモ・エレクトスの非常に古い遺伝物質の小さな断片が、デニソワ人を介して現生人類へと伝わった可能性があることが示唆された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10478-8

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