The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

2026年3月13日 ~ 2026年4月12日

1

脊椎動物脳を守る細胞集団の収斂進化

Nature 651 2026年3月19日

今回、血液脳関門を監視・維持する免疫細胞集団は、マウスとゼブラフィッシュで収斂進化したことが明らかにされた。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10003-3

2

ヒト皮質ニューロン発生の遺伝的統御ネットワーク

Nature 651 2026年3月19日

今回A Pollenたちは、単一細胞CRISPR干渉スクリーニングを用いて、皮質ニューロン発生の際に放射状グリア系譜の進行を調節する44の転写因子の役割を明らかにしている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-09997-7

3

末梢の血液細胞が睡眠中に脳の脂質を除去

Nature 651 2026年3月19日

今回A Sehgalたちは、ショウジョウバエ(Drosophila)の末梢血中のマクロファージ様細胞であるヘモサイトが、脳に集積した脂質を除去することで睡眠を促しており、この過程を阻害するとミトコンドリア機能、記憶、寿命が損なわれることを明らかにしている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10050-w

4

ASD変異をヒトオルガノイド発生モデルで解析

Nature 651 2026年3月19日

今回、自閉スペクトラム症(ASD)に関連するさまざまな変異が、ありふれたRNA–タンパク質調節ネットワークによって駆動される共通の転写調節異常に収斂することが明らかにされている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10047-5

5

マラリアまん延地域で選択された抵抗性バリアント

Nature 651 2026年3月19日

今回、サルデーニャ人において歴史的に正の選択を受けてきた、サイクリンD3の1つの遺伝的バリアントが、赤芽球においてマラリア原虫の増殖を障害することが分かった。この結果から、マラリア(現在、サルデーニャ島では根絶されている)が選択圧であったことが示唆された。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00289-2

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10110-9

6

前期カンブリア紀の新たな生物相

Nature 651 2026年3月19日

今回、中国南部で前期カンブリア紀(約5億1200万年前)の「華源生物相」が発見された。この生物相は、年代がカンブリア爆発に終止符を打った大量絶滅事象であるシンスク事象(約5億1300万年前)の直後に当たり、有名なバージェス頁岩生物相に似ているが、はるかに多様性が高い。華源生物相でこれまでに発見された8600点以上の化石標本には、16の動物門に属する153種が含まれ、その半数以上が新種であった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10030-0

7

広域高度測定による全球河川の貯水量変化と川岸の形状

Nature 651 2026年3月19日

今回、地表水海洋地形(SWOT)ミッションのデータを用いて、地球の10万カ所を超える河区の貯水量の月変動と河道の形状が定量化された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10218-y

8

南極氷床コアが示す過去300万年の平均海洋温度

Nature 651 2026年3月19日

今回、南極の氷床コアに捕獲された希ガスの測定によって、過去300万年にわたる平均海洋温度が再構築されている。海水温は、更新世の開始期に低下し、中期更新世には安定していたことが分かった。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00636-3

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10116-3

9

南極氷床コアが示す過去300万年にわたり一定だったメタンと二酸化炭素濃度

Nature 651 2026年3月19日

今回、南極の青氷記録を用いて過去300万年のメタンと二酸化炭素濃度が推定された。この記録は解釈が難しいが、濃度は概して一定であったことを示唆している。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00636-3

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10032-y

10

疎なデータから移行可能なエナンチオ選択性モデル

Nature 651 2026年3月19日

今回、機械学習モデルの訓練に用いられる記述子を、はるかに少ない計算資源を用いて生成する方法が提示されている。この手法を用いて、不斉触媒反応の結果が予測されるとともに、限られた既知の反応データを未知反応のモデルの訓練に適用できる可能性が示された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10239-7

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