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Volume 15 Number 92018年9月号

AIに公正な判断はできるか?

公的機関で人工知能(AI)を用いた自動判定ツールの導入が進んでいる。一貫性のある判断が可能になると期待されるが、AIのアルゴリズムは、人が入力した過去のデータを基に予測する。つまり、入力データの偏りや、アルゴリズムに存在するバイアスにより、不公正な判定につながったり、既存の不公平を強固にしたりする可能性がある。公正かつ透明性が確保されたツールは実現できるだろうか。

特別公開記事Free access

「必要かつ十分」という語句の誤用をなくすべきだ

「必要かつ十分」という語句の誤用をなくすべきだ

神経科学研究に間違いが生じているのは「必要かつ十分」という語句が不適切に用いられているからだ、という主張がある。

熱帯低気圧の動きが全球的に鈍化

熱帯低気圧の動きが全球的に鈍化

熱帯低気圧の停滞により降水量が増え、被害が拡大する恐れがある。

AIで切り開く新たな未来

AIで切り開く新たな未来

ロボット制御から精神疾患治療まで。

離任にあたって

離任にあたって

Nature 第7代編集長フィリップ・キャンベルは、その職責を第8代編集長マグダレーナ・スキッパーに引き継ぎます。

News in Japan

学術界サバイバル術入門 — Training 4:学術英語 ①

学術界サバイバル術入門 — Training 4:学術英語 ①

論文を執筆しても、著者の考えが読者に伝わらなければインパクトを与えることはできません。考えを明確に伝えるのに役立つ執筆テクニックについてお話しします。

News

気温の季節サイクルにも人間の影響

気温の季節サイクルにも人間の影響

人工衛星が40年近くにわたり収集してきた全球の気温データから、人間活動による気候変動の痕跡が大気中に認められることが分かった。

CRISPR法は想定外のDNA再配列を引き起こす

CRISPR法は想定外のDNA再配列を引き起こす

遺伝子改変に用いられるDNA切断酵素は、ゲノムを大規模に欠失させたり、複雑な再配列を引き起こしたりすることが示された。

抗がん剤の効力を食事で高める

抗がん剤の効力を食事で高める

適切な食事を取ることで、腫瘍の代謝を微妙に変化させて化学療法の効き目を高めることができるかもしれない。

CRISPR技術にカブリ賞

CRISPR技術にカブリ賞

CRISPR遺伝子編集技術はまたもや著名な科学賞を手繰り寄せ、その貢献が見落とされがちであった科学者も共同受賞となった。

糞便研究が絶滅危惧種を救う?

糞便研究が絶滅危惧種を救う?

コアラの極端な偏食が、糞便移植で改善できることが示された。ミナミシロサイでは、糞便分析で繁殖力低下の原因物質を特定し、餌を調整することで、繁殖力が向上した。

ヒト遺伝子の推定数増加で議論再燃

ヒト遺伝子の推定数増加で議論再燃

ヒトゲノム解読から15年が経過した現在も、ヒトゲノム中に遺伝子がいくつあるかについては合意に至っていない。

遺伝子改変細菌で病気を治療

遺伝子改変細菌で病気を治療

腸内や食物にいる細菌を改変して治療に用いる研究が進んでいる。

News Features

アジア新興勢力の研究開発投資

アジア新興勢力の研究開発投資

香港、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾は、成長のためのエンジンとして研究開発に多額の投資をしている。

AIに公正な判断はできるか?

AIに公正な判断はできるか?

機械学習が社会に浸透しつつある今、科学者たちは公正なアルゴリズムの実現という難題と格闘している。

Japanese Author

根から葉へと乾燥を知らせる物質の正体

根から葉へと乾燥を知らせる物質の正体

植物は、自然界のさまざまな環境の変化にさらされながら生長していかなければならない。そのためには、環境の変化を常にモニターし、その情報を植物体の各器官に的確に伝える仕組みが必要だ。理化学研究所環境資源科学研究センターの高橋史憲研究員と篠崎一雄センター長らは、根の細胞が乾燥を察知するとペプチドを合成して分泌し、それが維管束を移動して葉に伝わると、植物体は乾燥に備えて準備するようになることを明らかにし、Nature で報告した。

News & Views

離れた所の変性が酵素の低温適応を助ける

離れた所の変性が酵素の低温適応を助ける

酵素の活性部位から離れた所のアミノ酸を変化させて局所的な変性を引き起こすと、酵素活性が高まる場合があることが報告された。低温環境に生息する生物が生化学的反応を加速できたのは、この調節機構のおかげかもしれない。

GPCRシグナル伝達の複雑な話

GPCRシグナル伝達の複雑な話

Gタンパク質共役受容体(GPCR)は、さまざまなタイプのGタンパク質を活性化して、多様なシグナル伝達経路を開始させる。このほど4種類の抑制性Gタンパク質とGPCRの複合体の構造が解かれ、GPCRにおける選択性に関する手掛かりが得られた。

「宇宙のクモの巣」で見つかった行方不明の物質

「宇宙のクモの巣」で見つかった行方不明の物質

宇宙にあるはずの通常の物質の半分近くが、実はどこにあるか分かっていない。今回、行方不明の通常の物質は、「宇宙のクモの巣」と呼ばれる大規模構造の、フィラメント状構造の中に隠れていることをX線観測結果が示唆した。

Nature Highlights

Nature 2018年7/5 〜7/26号のハイライトを掲載しています。

2018年7月5日号

2018年7月12日号

2018年7月19日号

2018年7月26日号

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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