Nature ハイライト

応用物理学: ワイヤレス給電のためのパリティ–時間対称性

Nature 546, 7658

ワイヤレスで機器を充電するロバストで効率の高い技術があれば、埋め込み可能な医療機器や電気自動車など、さまざまな移動式の応用がかなり促進されると思われる。S Fanたちは今回、他の方法とは異なり、電源と機器の距離が変化しても連続的な調整を必要としない新しい給電方法を提案し、検証している。著者たちは、パリティ–時間対称性の原理を用いている。この原理は、利得と損失を慎重に釣り合わせることによって光学的応用で近年集中的に研究されている概念であり、通常とは異なる新しい領域につながっている。今回著者たちは、この原理を電気回路に適用し、2枚の金属板の間で電力を伝送し、1 mの距離まで効率を維持できる方法を提示している。今回の研究では、発光ダイオード(LED)にワイヤレス給電を行い、電源に対するLEDの相対的位置が変化しても、LEDが一定の輝度で光ることを実証している。

News & Views p.354
doi: 10.1038/546354a | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.387
doi: 10.1038/nature22404 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年6月15日号の Nature ハイライト

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