Nature ハイライト

分子生物学:TIRRによる二本鎖切断修復の調節

Nature 543, 7644

DNAに二本鎖切断が生じた際、切断部位に最初に動員されるタンパク質の1つにp53結合タンパク質1(53BP1)がある。53BP1のタンデム型Tudorドメインとヒストン修飾H4K20me2は、切断部位で相互作用する。今回D Chowdhuryたちは、53BP1の相互作用ドメインを覆い隠し、53BP1が切断部位へ動員されるのを妨げることでDNA修復を制御する、新規の因子TIRR(Tudor interacting repair regulator)を明らかにしている。

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