Nature ハイライト

結核:ATG5タンパク質の感染防御における役割

Nature 528, 7583

細胞培養実験やマウスモデルから得られたデータから、オートファジーは結核菌(Mycobacterium tuberculosis)感染の制御に不可欠な機構であると広く考えられてきている。ところが、C Stallingsたちは今回、この考え方が正しくないことを明らかにした。オートファジー遺伝子Atg5は宿主免疫に重要だが、他のオートファジー遺伝子は結核の転帰に影響を与えないことが分かったのである。そして、オートファジー因子ATG5は、好中球の移動や組織損傷の調節によって結核菌感染からマウスを防御していることが判明した。

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