Nature ハイライト

構造生物学:bHLH-PAS転写因子の構造

Nature 524, 7565

今回、長らく待ち望まれていた低酸素誘導因子(HIF)ヘテロ二量体の結晶構造が、低分子やDNAと結合した複合体の構造も含めて報告された。HIFは低酸素ストレスへの細胞の順応を調整する転写因子であり、がん治療の標的候補である。マウスのHIF–ARNTヘテロ二量体は、bHLH-PASを含む概日時計構成因子のCLOCK–BMAL1とは異なる構造を持っていることが明らかになった。がんと関連するHIF-α変異は重要な構造領域に位置する可能性があり、これらの構造は今後の低分子創薬の参考となるだろう。

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