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生殖生物学:卵で見つかった「受精」タンパク質のJuno

Nature 508, 7497

体外受精(IVF)検査の様子。
体外受精(IVF)検査の様子。 | 拡大する

Credit: Genome Research Limited

精子と卵が互いをどうやって特異的に認識するのか、その仕組みはよく分かっていない。精子の細胞表層にあって雄の受精能力に必要とされるタンパク質のIzumoは2005年に見つかっているが、卵の方のパートナーとなる受容体はまだ見つかっていなかった。今回G Wrightたちは、卵でIzumoに結合する受容体を突き止め、Junoと命名した。Junoを欠く雌マウスは不妊であり、Junoを欠失した卵は正常な精子と融合しない。著者たちは、この相互作用が哺乳類で保存されていることを明らかにしており、今回の発見は不妊の新しい治療法や避妊薬の開発に新たな機会をもたらすかもしれない。

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