Nature ハイライト

宇宙:太陽類似星の表面重力の測定

Nature 500, 7463

巨星の粒状斑模様(シミュレーション画像)。
巨星の粒状斑模様(シミュレーション画像)。 | 拡大する

Credit: Regner Trampedach, JILA/CU Boulder, CO.

太陽型の恒星の光度変動は、光球下の熱対流の結果である粒状斑模様などの多くの要因によって引き起こされている。また、粒状斑模様は表面重力と相関があるので、光度変動を表面重力の尺度として使うことができる。F Bastienたちは、NASAのケプラー計画で得られたアーカイブデータを解析し、8時間より短い時間スケールでの光度ゆらぎが、さまざまな進化段階にある太陽類似星の表面重力と相関を持つことを示している。このタイプの直接測定を用いれば、ケプラー探査機によって観測された多数の星の表面重力を決定できるはずである。

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