Letter

宇宙:星の光度変動と表面重力の間の観測的な相関関係

Nature 500, 7463 doi: 10.1038/nature12419

表面重力は、星の基本的特性であるが、正確に計測することが難しく、分光学的に計測した場合は25〜50%、測光学的な計測では90〜150%の不確実性があるのが普通である。星震学による計測では、およそ2%の不確実性で重力が計測されるが、明るい星の比較的小規模のサンプルに制限され、そのほとんどが巨星である。150,000個以上の星について光度変動の高精度な計測結果を利用できることから、光度変動を表面重力の決定に用いることができるかどうかを調べる機会が得られる。星の表面の粒状斑模様におけるフーリエ変換によるパワースペクトルには、表面重力と物理学的に相関関係がある。もし、数時間程度の時間スケールの光度変動が粒状斑模様から生じるのであれば、そのような変動は表面重力と相関するはずである。本論文では、アーカイブデータの解析により、4,500〜6,750 Kの温度、対数で2.5〜4.5(cgs単位系)の表面重力、そして全体で1,000分の3未満の光度変動を持つ星において、8時間未満の時間スケールで二乗平均平方根された光度変動と表面重力との間の観測的な相関関係が明らかになったことを報告する。従って、可視光の光度変動の直接観測から、主系列から巨星までの進化段階における非活動的な太陽類似星に対して、25%より高い精度で表面重力を決定することができる。

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