Nature ハイライト

進化:真核生物の淡水移行の黎明期

Nature 473, 7348

スコットランド北西部の高地にある先カンブリア時代のトリドニアン系頁岩で発見された10億年前の化石から、真核生物が海洋を抜け出て陸地で生活するように進化した時期は従来考えられていたよりも早かったことが示唆された。生命は30億年以上前に海洋で出現したが、陸上に初めて広がった時期ははっきりわかっていない。今回見つかった微化石集団は、かつての湖底や珪砕屑性微生物マットに堆積したもので、有機質の壁を持つ長さ1ミリメートル近い多細胞生物からなる多様な集団である。これらは淡水に生息していた単純な真核生物のようで、おそらく、時おり部分的に大気に触れていたと考えられる。

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