Nature ハイライト

Cover Story:回復への道:伐採された雨林が再生する中で、生物多様性はどのように回復するのか

Nature 652, 8112

熱帯林の約60%は既に失われているか著しく劣化しており、このタイプの生息地を復元することが、保全の取り組みにおける重要な戦略となっている。高木の回復については研究が進んでいるが、復元された熱帯林における生物多様性の回復を包括的に捉えた知見は欠けている。今週号ではT MetzとN Blüthgenたちが、16の分類群にまたがる多様な生物種の回復を解析することで、その空白を埋めようと試みた。研究チームは、エクアドルのホコトコ財団が管理するリオ・カナンデ保護区において、自然に再生した森林と手付かずの地域を複数の調査地点で比較した。その結果、完全な回復には数十年を要するものの、復元された森林における個体数と多様性は30年以内に元の森林に対して75%の類似性を示すことが分かった。著者たちは、インバブラアマガエル(Boana picturata、表紙画像)のような多くの種が生息地の変化に極めて敏感であり、そのため森林回復の指標として用いることができると指摘している。

2026年4月30日号の Nature ハイライト

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