Nature ハイライト

量子物理学:量子中継器実現に向けた長距離エンタングルメント

Nature 652, 8108

量子通信は、光ファイバー内の損失のせいで、これまで数百キロメートルという限界があった。量子中継器は、原理的にはいかなる距離限界をも取り除く可能性のあるデバイスであり、光ファイバー内で古典信号に対して増幅器が実行する役割に少し似ている。量子中継器は、入ってくる量子エンタングルメントを保存し、次いでそれを次の伝送区分にスワップすることによって働く。今回、捕捉イオンを量子メモリーとして動作させる小型の2サイト量子ネットワークが実証され、量子エンタングルメントが、その生成時間より長く保存された。これは、量子中継器の創成に向けて必要な一歩である。

2026年4月2日号の Nature ハイライト

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