Nature ハイライト

分子生物学:ROSの働きを利用するがん治療薬の効果を妨げるレトロマー複合体

Nature 641, 8064

今回、レトロマー複合体タンパク質VPS35が、ミトコンドリアでの翻訳と活性酸素種(ROS)産生をシステインの酸化を介して調節するROS感受性調節因子であることが明らかになった。VPS35は、細胞質ゾルでのROS感知と、ミトコンドリア膜と細胞膜の動的変化とを結び付けており、がんの治療抵抗性に重要な関わりを持っている。

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