Nature ハイライト

免疫学:上皮細胞間リンパ球の分泌因子がパネート細胞を保護する

Nature 610, 7932

ATG16L1リスク遺伝子(T300A)がホモ接合であるクローン病患者は、パネート細胞機能が障害されている。しかし、ATG16L1リスク遺伝子は、クローン病の発生率よりもはるかに多く見られる。K Cadwellたちは今回、γδ T細胞受容体を発現する上皮細胞間リンパ球(IEL)のタンパク質産物であるアポトーシス阻害因子5(API5)が、パネート細胞をATG16L1(T300A)の有害作用から保護していることを見いだし、API5の分泌が感染によって阻害され得ることを示している。

2022年10月20日号の Nature ハイライト

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