Nature ハイライト

血液:辛い食物は造血幹細胞の血液への動員に役立つ

Nature 589, 7843

造血幹細胞(HSC)は骨髄に存在していて、骨髄から血液循環中へと移動することができ、移植などの治療目的のHSC採取は血液から行うことができる。P Frenetteたちは今回、HSCの血中への放出が、痛みを感知するニューロン、つまり侵害受容器の制御下にあることを示している。これらのニューロンは、刺激を受けるとHSCを直接刺激して、骨髄から血中への移動を促進する。従ってマウスでは、トウガラシ抽出物であるカプサイシンを食餌に加えることによって、HSCの血中への移動を誘導できる。この研究は、HSCの動員が調節される仕組みについての理解を深め、血液からのHSCの収量を増やす新しい戦略の設計に役立つ可能性がある。

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