Nature ハイライト

構造生物学:ゲートを通して見えたもの

Nature 575, 7782

細胞質からミトコンドリアへのタンパク質搬入は、ミトコンドリア生合成に必須である。ミトコンドリア外膜では、TOM複合体がこうしたタンパク質の主な搬入ゲートとして働いている。遠藤斗志也(京都産業大学)たちは今回、クライオ(極低温)電子顕微鏡を用いて、酵母TOM装置の3.8 Å分解能での構造が明らかにしている。この構造および関連して行われた生化学的解析から、TOM複合体の重要な特徴(全ての真核生物で進化的に保存されている)などの多くの情報や、TOM複合体がミトコンドリア膜間腔タンパク質の生合成を仲介する仕組みに関する知見が得られた。

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