注目の論文
白亜紀初期の高温
Nature Geoscience
2011年2月21日
Early Cretaceous warmth
約1億4200万〜1億2800万年前の白亜紀初期には、海面水温がこれまで考えられていたよりも高く、少なくとも今日の温度よりも5℃高かったとの報告が寄せられている。
K Littlerたちは、北大西洋とインド洋のサイトで得られた海洋堆積物中に保持された有機化合物を用いて、海面水温を再現した。彼らは、1400万年間を通して温度は全体として暖かく安定していたことを見いだした。さらに、中緯度と低緯度との間の温度差は、現在よりも小さかったようだ。このことは、現在よりも約16℃も高温だったインド洋中緯度サイトの異常な高温の結果とほぼ考えられる。
doi: 10.1038/ngeo1081
注目の論文
-
6月19日
動物行動学:蛾の航行は星空に導かれているNature
-
6月19日
気候変動:気候変動が作物生産に与える影響を評価するNature
-
6月19日
人類の進化:アフリカからの移動に先立つ、人間の生息域の大幅な拡大Nature
-
6月17日
都市:人工光が都市部の生育期を延長させているNature Cities
-
6月12日
古生物学:モンゴルで発見された新種のティラノサウロイド恐竜Nature
-
6月11日
惑星科学:ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が雲に覆われた新生外惑星を観測Nature