注目の論文
人間活動が熱帯降雨帯を移動させた可能性
Nature Geoscience
2015年2月10日
Human activity may have shifted the tropical rainfall band
産業革命以降のエアロゾル放出が、熱帯降雨帯を中央アメリカ南部に移動させたことを示唆する報告が、今週のオンライン版に掲載される。
Harriet Ridleyらはベリーズのヨクバルム洞窟で得られた石筍の地球化学的性質を用いて西暦1550~2006年の降雨強度を再現した。その結果、ベリーズ南部で1800年代後半から始まる長期の乾季の傾向を見つけたが、これは産業革命に引き続く北半球のエアロゾル放出増加と一致している。記録には、他にも明瞭な乾季の時期が、大気に大量のエアロゾルを放出した北半球の大規模火山噴火直後に起きていることが示されている。
関連するNews & ViewsでJud Partinは「この変化は、エアロゾル放出が南半球と相対的に北半球の温暖化速度を減少させ、(熱帯)降雨(帯)を南に移動させているという仮説を支持するものである」と記している。
doi: 10.1038/ngeo2353
注目の論文
-
8月25日
天文学:小さな赤い点は、単なる点以上のものかもしれないNature Astronomy
-
8月20日
天文学:天の川銀河のブラックホールの自転を感じとる恒星Nature
-
8月20日
気候:南極氷床の質量損失減速は一時的な現象である可能性Nature
-
8月18日
天文学:太古の合体が天の川銀河の歴史を見直す手がかりとなるかもしれないNature Astronomy
-
8月11日
気候変動:世界的に1時間単位の極端な暑さの発生が増加しているNature Climate Change
-
8月6日
天文学:高解像度で捉えた太陽Nature
