注目の論文
温室効果ガスとオゾンが原因のオーストラリア南部の乾燥
Nature Geoscience
2014年7月14日
Geoscience: Southern Australian drying attributed to greenhouse gases and ozone
過去数十年間にわたってオーストラリア南部で見られる乾燥傾向の原因の一部は、大気中の人類起源の温室効果ガスとオゾン濃度の変化であるという報告が、今週オンライン版に報告される。将来の予想は、これらの地域における秋季と冬季の降水量は21世紀末に向けて減少が続き、最大40%減少すると示唆している。
Thomas Delworth とFanrong Zengは、高分解能全球気候モデルを用いてオーストラリアの過去の降雨をシミュレーションした。著者たちは、人為起源の大気中温室効果ガスおよびオゾン量変動を取り込んだシミュレーションは、観測された降水量減少パターンの多くの点を再現していることを見いだした。人為起源のエアロゾルについては、顕著な影響は検出されなかった。同じモデルによる将来の予測から、オーストラリア南西部で特に強い乾燥の傾向があることが示唆される。
David Karolyは、関連するNews & Viewsで「モデルの成功は[…]オーストラリア南部にわたり、継続的な水資源確保に対する危険度を増大させるであろう、将来における冬季降水量の継続した減少というモデルの予測に大きな信頼を与えている」と述べている。
doi: 10.1038/ngeo2201
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