注目の論文
物質が攻撃するとき
Nature Chemical Biology
2009年11月9日
When chemicals attack
細菌同士の化学戦を観察する新しい方法が、Nature Chemical Biology(電子版)で発表される。この知見は、微生物生態学と抗生物質開発に有意義なものである。
ペニシリンをはじめとして、現在使用されている抗生物質には、もともと微生物が作る天然物として同定されたものが多い。細菌も、本来の環境では、資源をめぐって競合する他種の細菌と戦うための抗生物質として、こうした物質を利用している。
今回、Pieter Dorresteinたちは、こうした物質の産生と放出を直接監視するためにイメージング質量分析法を利用する方法を編み出した。この技術では、競合相手の細菌を打ち負かすために作られている物質が何なのか、何種類なのかを定量的に示す画像が得られる。この方法により、細菌同士の相互作用をきわめて簡単に研究することができるようになり、抗生物質を同定および開発するための新しい道筋が得られると考えられる。
doi: 10.1038/nchembio.252
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