注目の論文
グラフェンを紡いで糸にする
Nature Communications
2011年12月7日
Spinning graphene into fibres
グラフェンでできた巨視的繊維が作製された。電気伝導度の高い機能性繊維としての利用が期待される。この研究成果を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。 グラフェンには、抜群の電気、熱、機械的特性があり、多方面からの注目が集まっている。これまでのところ、グラフェン研究の主な焦点は、電気的特性とエレクトロニクスでの応用可能性にあった。今回、Z XuとC Gaoは、酸化グラフェン液晶のコロイド溶液から巨視的なグラフェン繊維を作製する方法を明らかにした。このグラフェン繊維を用いれば、さまざまなデザインの材料を編むことができ、もう1つのカーボンファイバー作製方法となる可能性もある。
doi: 10.1038/ncomms1583
注目の論文
-
6月24日
化学:細菌がプラスチック廃棄物を鎮痛剤に変換Nature Chemistry
-
6月12日
工学:油絵に生じた損傷を覆い隠すNature
-
5月22日
微生物学:効果的な新しい抗マラリア薬は寄生生物を標的とするNature
-
5月14日
Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
3月27日
化学: 永遠の化学物質の分解Nature
-
3月18日
微生物学:再生可能なプラスチックの生産に大腸菌を使用Nature Chemical Biology