Nature

Cover Story: 夜間活動の様子:人工衛星画像が、人間の夜間活動の激しい変動を浮き彫りにする

Nature 652, 8109 (2026年4月9日)

表紙は地球の夜の姿を示しており、地上から発される人工光を通して、地球の東半球における人類の活動を捉えたものである。過去10年間にわたって毎日撮影された人工衛星画像から導き出されたこの画像は、人類の夜間活動の動態をマッピングしており、金色の領域では増光が、紫色の領域では減光が、白色の領域ではその両方の変化が起きていることを表している。今週号でT LiとZ Zhuたちは、この変化し続ける痕跡について探究している。著者たちは、人類による光の痕跡は、一様な増光の物語ではなく、増光と減光の両方が起こっていて、それはしばしば同時に発生しながら強まっている動的なシステムであることを明らかにしている。研究チームは、調査対象領域において、51%が光の緩やかな変化のみ、14%が急激な変化のみ、35%がその両方を経験していることを見いだした。これらの変化は、停電から都市化の進展まで、局所レベルでの変化を反映している。彼らは、全球規模では、2014年から2022年の間に、増光が人工光の34%の増加に寄与したが、18%の減光がこれを打ち消し、結果として正味16%の増加となったことを発見した。著者たちは、人工光の使用パターンは、成長を示す静的な指標などではなく、増大する変動性を伴って揺れ動いており、人類活動の鼓動を反映していると示唆している。

今週の目次とハイライト The Nature Top Ten バックナンバー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

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ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

その他のイベント

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