Nature

Cover Story: 澄みわたる海:新たな指標がもたらす、海洋の公平性を評価するための透明性の高い枠組み

Nature 650, 8100 (2026年2月5日)

表紙は、ソロモン諸島西部州の地域社会の人々が協力して行う、伝統的な追い込み漁の様子である。世界の海洋とその資源は人類にとって不可欠だが、これらの資源へのアクセスを巡る不公平が増大している。利益は強い立場の人々に集まりがちである一方、汚染や生物多様性の喪失などの負担は最も脆弱な人々が担うことが多い。先住民や小規模の漁業者など、こうした脆弱な集団の多くは、意思決定過程からも、海洋がもたらす利益の公平な分配からも排除されている。今週号では、J Blythe、J Claudet、D Gillたちが、公平性を前進させるための枠組みである「海洋公平性指標(Ocean Equity Index)」を提示している。12の基準から構成されるこの指標は、海洋に関するイニシアチブ・プロジェクト・政策における公平性を評価し監視するための、透明性の高い標準化された方法を提供する。研究者たちは、この指標が海洋イニシアチブに公平性を組み込む方法を改善し、沿岸の人々と海洋生態系の双方にとってより良い成果への道を開くことを期待している。

今週の目次とハイライト The Nature Top Ten バックナンバー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

その他のイベント

研究者の皆様

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