Nature ハイライト

人類学: 初期の現生人類がスマトラ島に住んでいた

Nature 548, 7667

スマトラ島のLida Ajer遺跡から出土した現生人類の歯(左上)およびそのスキャン画像(左下)。右は比較用のオランウータンの歯。
スマトラ島のLida Ajer遺跡から出土した現生人類の歯(左上)およびそのスキャン画像(左下)。右は比較用のオランウータンの歯。 | 拡大する

Credit: Tanya Smith and Rokus Awe Due

遺伝学的証拠は、現生人類が6万年前以前の東南アジアに存在していたことを示しているが、実際の化石証拠は少なく、間接的である。K Westawayたちは今回、以前にヒトの歯が出土したインドネシア・スマトラ島の洞窟の固結角礫岩や鍾乳石、出土した歯の標本に対して3種類の年代測定法を用いることにより、7万3000~6万3000年前のこの地域に現生人類が存在した証拠を示している。今回の知見は、約7万3000年前にスマトラ島で起こったトバ火山の破滅的な噴火の頃に、現生人類がこの地域に居住していたことを示唆している。

Letter p.322
doi: 10.1038/nature23452 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年8月17日号の Nature ハイライト

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