Nature ハイライト

構造生物学: 力依存的なTGF-β1の活性化ブックマーク

Nature 542, 7639

トランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β)ファミリーのメンバーは、発生、創傷治癒、免疫応答および腫瘍発生において機能する。TGF-βはそのプロドメインと結合した不活性な潜在型状態で存在し、受容体であるインテグリンαVβ6との結合のような特定の刺激によってのみプロドメインから放出されて活性化する。T Springerたちは今回、TGF-βと結合したプロドメインTGF-β1前駆体(pro- TGF-β1)とインテグリンαVβ6の頭部とが結合した複合体の共結晶構造を決定し、モデル化を行うことで、潜在型pro-TGF-β1のインテグリンとの結合における構造的特徴を明らかにしている。彼らは、力依存的な潜在型複合体の分子的変化が、TGF-β1の活性化を引き起こすことなどを見いだしている。

Article p.55
doi: 10.1038/nature21035 | 日本語要約 | Full Text | PDF
News & Views p.40
doi: 10.1038/nature21119 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年2月2日号の Nature ハイライト

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