Nature ハイライト

生物工学: 二本鎖切断をしないDNA編集

Nature 533, 7603

CRISPR/Cas技術はゲノム編集に広く用いられているが、標的DNA塩基配列の二本鎖切断を伴う。この手法を単一ヌクレオチドの改変に用いる場合、しばしばDNAの挿入や欠失(インデル)が起こる。今回、D Liuたちは、このような意図しない変異を回避する方法として、DNA切断を必要としない手法を報告している。この「塩基編集」法では、CRISPR/Cas9とAPOBEC1デアミナーゼからなる合成酵素を用いることで、直接CをT(あるいはGをA)に変換する。また彼らは、望ましい修正が起こる割合を増加させ、インデル形成を著しく抑制する改良についても報告している。

Letter p.420
doi: 10.1038/nature17946 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2016年5月19日号の Nature ハイライト

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