Nature ハイライト

神経免疫学: 脳のリンパ管系ブックマーク

Nature 523, 7560

中枢神経系は、常に免疫による監視を受けているが、免疫細胞の「出口」となる経路については明らかにされていなかった。なぜなら、脳には古典的なリンパ排出系が欠如していると考えられてきたからである。今回、J Kipnisたちは、実は脳にも機能を備えたリンパ管があって、それは髄膜に存在し、これらが脳脊髄液から髄液と免疫細胞の両方を輸送できることを示した。中枢神経系に古典的なリンパ管システムが存在することは、脳の忍容性や「免疫特権」についての現行の考え方に見直しが必要であることを示唆している。さまざまな神経免疫学的疾患の根本的な原因は、髄膜のリンパ管の機能障害である可能性が出てきた。

Letter p.337
doi: 10.1038/nature14432 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2015年7月16日号の Nature ハイライト

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