Nature ハイライト

物理学: フォノニクス時代に備えよう

Nature 503, 7475

フォノニクスという新興分野の研究では、音と熱を伝える力学的振動、すなわちフォノンの制御が中心的な役割を果たす。光子や電子のように、フォノンは多くの目的で粒子として扱えるので、実用的な応用に利用し、操作することができる。フォノンスペクトルは低周波音響から超音波や熱まで広範囲に効果を及ぼすため、フォノニック技術は免震、音響学、熱管理などの広範囲にわたる応用が可能となる。今回M Maldovanが、例えばフォノニック結晶、メタマテリアル、熱電体、オプトメカニカルデバイスなど、さまざまな長さスケールでフォノンを制御するいくつかの方法を概説している。現在のデジタル革命は、半導体中の電子を高度に制御できることが基礎になっている。著者は、フォノンを正確に制御できれば、それと同様の意外で面白い結果が得られるだろうと考えている。

Review p.209
doi: 10.1038/nature12608 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2013年11月14日号の Nature ハイライト

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