Nature ハイライト

材料科学:ナノ光学のための表面励起の観測

Nature 502, 7469

金属ナノ粒子は、局在表面プラズモン共鳴(LSPR)励起が起こるため、著しくかつ有用な、多様な光学特性を示す。しかし、ナノ粒子の三次元構造とLSPRの正確な関係を確認することは難しい。P Midgleyたちは、電子エネルギー損失分光法を利用して、高いスペクトル感度でLSPRの主な特徴の多くを三次元的に可視化できる画像化手法を開発した。この手法を使えば、LSPR、ナノ粒子の構造、基板–ナノ粒子相互作用の間の関係を直接調べることができる。この研究では銀ナノキューブに重点が置かれているが、今回実証された手法はあらゆる金属ナノ粒子に見られる同様のプラズモン現象に適用できる。

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