Nature ハイライト

遺伝:遺伝子プロモーターの長距離相互作用の全体像

Nature 489, 7414

今回のENCODE(Encyclopedia of DNA Elements)に関する論文の1つでは、ヒトゲノムの1%について、機能エレメントと遠位の標的遺伝子との三次元での関係性が、5C(chromosome conformation capture carbon copy)法を用いて調べられている。そして、エンハンサーやプロモーター、CTCF結合部位に類似したエレメントなどの遠位部位とプロモーターの間に見られる多数の長距離相互作用と、それらのゲノム内の分布や複雑な相互作用が明らかにされた。ループ形成による相互作用のうちで、最も近傍の遺伝子との相互作用はほぼ7%に過ぎない。これは、ゲノムの近接性が長距離相互作用についての単純な指標にはならないことを示している。

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