Nature ハイライト

素粒子物理学:CKM行列の高精度測定

Nature 657, 8130

北京電子・陽電子衝突型加速器IIのBESIIIコラボレーションは今回、ストレンジクォークを含むハドロンのセミレプトニック崩壊の実験的測定から出発して、異なるクォーク種間の遷移確率を表す基本量であるカビボ–小林–益川(CKM)行列の行列要素Vusを決定したことを報告している。この測定では、測定感度を向上させる手段として、崩壊生成粒子の量子エンタングルメントと偏極が初めて取り入れられた。得られたCKM行列要素は標準模型の予測と整合しており、不一致を示唆していたこれまでの実験結果とは食い違っている。

2026年9月3日号の Nature ハイライト

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