Nature ハイライト

原子物理学:解決された陽子半径の不一致

Nature 650, 8103

過去数年間、原子状水素や、電子をミューオンに置き換えたミューオン水素における遷移の測定から推定された陽子半径の値には、部分的に矛盾があった。今回、極低温の原子状水素における電子遷移を、レーザー分光によって従来の原子測定より2.5倍高い精度で測定し、ついにミューオン水素からの推定値と一致する値を得たことが報告されている。この結果は、陽子半径の謎の解決と見なせるものであり、標準模型の予測がやはり実験と一致することを示す高精度検証となる。

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