Nature ハイライト

免疫学:T細胞疲弊のプロテオミクス

Nature 647, 8091

がんにおける持続的な抗原曝露はT細胞疲弊を引き起こし、免疫応答を障害するとともに、免疫療法の有効性を制限する。今回、がんにおいてCD8+ T細胞の疲弊を駆動する特徴的なタンパク質毒性ストレス応答(Tex-PSR)が見つかった。Tex-PSRはタンパク質凝集体の蓄積を特徴とする。Tex-PSRを破綻させると免疫療法の転帰が改善することから、タンパク質恒常性が新たな治療標的となる可能性が示された。

2025年11月27日号の Nature ハイライト

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