Nature ハイライト

遺伝:RNAiの影響は子々孫々まで続く

Nature 442, 7105

RNA干渉(RNAi)が治療法として使えるかどうかを左右する重要な要素の1つが、阻害効果の持続期間である。RNAiによる転写抑制が次の世代へ遺伝することは、これまでにマウスで立証されている。今回、線虫でRNAiによって1回転写を抑制すると、この抑制が有性生殖で何世代にもわたって、しかもその後は引き金やRNAi装置がなくても半永久的に受け継がれることが明らかになった。

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