Nature ハイライト

免疫:KLF2の新しい役割

Nature 442, 7100

転写因子KLF2の欠損したT細胞は胸腺で分化するが、末梢リンパ器官には存在しないことから、KLF2は成熟T細胞の生存や静止の制御に不可欠な役割を担うと長い間考えられていた。新しい研究から、この表現型についての別の解釈が示されている。つまり、KLF2には胸腺細胞やT細胞の移動の調節因子として機能するという、これまでとはまったく異なった役割があるというのだ。KLF(Kruppel-like transcription factor)ファミリーのタンパク質は、脊椎動物の発生の多くの側面に関与し、また多くの病気にも関係する。この新しく発見されたKLF2の役割は、さまざまな細胞タイプの最終分化に不可欠なほかのKLFのものと類似している。

2006年7月20日号の Nature ハイライト

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