Nature ハイライト

Cover Story:火球段階の新星:X線の短時間のバーストが明らかにした白色矮星における爆発の初期段階

Nature 605, 7909

新星爆発は、伴星から水素が降着している白色矮星において熱核暴走反応が引き起こされたときに生じる。そして、大量のエネルギーが放出され、新星として裸眼で見えるほどに明るい光源が生まれる。しかし、そのエネルギーの一部は、この反応の初期段階で極めて明るい閃光として失われ(火球段階)、低エネルギーX線として検出できると予測されている。今回O Königたちは、この予測を裏付ける観測結果を提示している。著者たちは、X線宇宙望遠鏡eROSITAによる掃天観測結果を用いて、新星レチクル座YZ星が可視スペクトルで見えるようになる数時間前の、短時間で明るいX線の閃光を特定した。表紙は、火球段階の新星の想像図である。

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